【スポーツ心理学】目標の設定と達成① 作業の効率化を!
みなさんこんにちは、おぐりです。
僕は体育学部に所属し野球をしているのでスポーツのことをいろいろ勉強しています。
その中の一つにスポーツ心理学というものがあります。
スポーツをしている人なら練習時や試合時のメンタル管理が大切だということはわかっていただけると思います。
そのメンタル管理の仕方をスポーツ心理学という面から紹介していきたいと思います。
今回のテーマは【目標の設定と達成】です。アスリートにフォーカスして書いていきますが、会社員や学生の方など誰にでも応用できるので、是非取り入れてみてください!
はじめに
目標設定とは
目標設定とは、現在の能力とそれに基づいた行動目標を明確にし、その実現に向けたトレーニングプランを立てることです。「目標設定」と聞くと目標を立てることを考えがちだと思うのですが、実は「トレーニングプラン」を立てることなのです。要するに、目標達成のために必要なことを決めることです。
あれ?じゃあ目標って何なの?と思った方もいると思います。
実はここで明確にする目標とは、「要求水準」と呼ばれるものなのです。
要求水準とは
要求水準とは、人が何らかの課題に取り組む際に、課題に対して抱く願望を込めた予想、目標のことを言います。
この要求水準は、目標を達成すると上がり、失敗すると下がります。また、野心や競争心も要求水準を上げる一つの要因です。成功感・失敗感、満足感・不満感はこの要求水準に依存します。
目標を達成すると、その目標に満足し、もっと高い目標を立てます。その過程を繰り返していくことで大きな目標の達成に繋がります。一気に大きな目標を達成しようとするのではなく、小さい目標でも少しづつ達成していくことが大切なのです。
目標設定に必要なこと
例えば、「140km/h投げる」という目標を達成するために何をするか考えた時「筋トレをする」「投げ込みをする」というようなことを考えると思います。しかしそれだとあまりにアバウト過ぎて、方向性がブレてしまいやすく実行や目標の達成が難しくなってきます。
目標を設定するときのポイントは3つあります。「何を」「いつまで」「どのように」ということを決めることです。そうすることで、今自分は何にエネルギーを注げば良いのかはっきりするようになります。そうなると今自分が何をすべきなのかわかって意欲が湧きますよね。そうすれば何をしようか考える時間も減るので時間を有効活用することもできます。
次の目標設定に向けて
先ほど少しづつ目標を達成すると良いと書きましたが、1つ目標を達成した後に次の目標を立てるときには前回の目標の振り返りが大切です。「私はそれで満足か?」「それはなぜか?」「理想の状態は?」ということを振り返りましょう。
まずその目標を達成した状態で自分は満足なのか、それはなぜなのかを振り返ります。完璧な結果だったから満足ならばそれで次の目標へと進めば良いし、結果は良かったけど内容は良くなかったから不満ならば、その目標をもう一度見直し同水準で新たな目標を立て、また達成するというような過程を取ることで満足した状態で次のステップへ進めるので、モチベーションを保つことができます。
次に理想の状態を再確認します。目標を達成したことで満足感を得ることは大切ですが、慢心してしまうのは良くありません。慢心してしまうと理想の状態、つまり自分のゴールがぼやけてしまうので、もう一度最終地点はどこなのか確認して身を引き締めていくことが大事です。
第1回はこれくらいにします。
何処かのタイミングで具体例を挙げて説明していきたいと思います。
これからも定期的に更新していくのでよろしくお願いします。